Works No.4

世の常に聞けば苦しき呼子鳥声なつかしき時にはなりぬ
山吹の立ちよそいたる山清水汲みに行かめど道の知らなく
うちなびく春来るらし山の際の遠き木末の咲きゆく見れば
山清水(2019/11/1)
第6回改組新日展入選作品「山清水」
( 神崎充晴先生(センチュリーミュージアム館長)から直々に日展作品・山清水について 「リズム感のあふれる行の構成、緊張感を持った鋭い筆線、襟立さんらしさが出た佳作と拝見しました。  線質は襟立さんの真骨頂が発揮された申し分ない出来映えで結構。  細かい文字の造形で気になったところがあります。」 とのうれしいお手紙を賜りました。  先生のご指摘の文字造形の曖昧なところ、今後の課題として勉強してゆきたいと思います。                   襟立 玉英)

久方のあめのはるけく
  農 免農八  久
ほがらかに
本可  尓
山ははれたり花原のうへに
 八者 多     遍
久方の()
2018堺市展

うちなびくはる来るらし山のまの
  那日久八流      万能
遠きこぬれのさきゆく見れば
 起  連能 支 久 連八
うちなびく(2019/4/10)
堺美術協会展

みよしののあきつ
三吉野之秋津
のかはのよろづよに
乃川之万代尓
たゆることなくまた
断事無又
かへりみむ
還将見
(四五×二一〇軸四本)
三吉野(2019/3/30)
第50回臨池会書展

夕月夜心
  能尓志
もしのにし
   農
らつゆの
 久    
おくこの庭に
 本路  久
こほろきなく
裳 日那連
もたひなれ
八 難可越
はよなかを
 事   
さして照る
 能多可 満
月のたかしま
 尓可久羅具
山にかくらく
於 毛
おしも
    
さくら花
  佐可利 
今そさかりと
 者 遍登
人はいへど
王 八  志
われはさふし
     
もきみとし
   八
あらねば
        
   万葉集(一五五二)
   (一六九一)
   (四〇七四)
夕月夜(2018/11/3)
第五回日展


トップページに戻る

著作権は襟立玉英に属します(2017-2027)。どのようなご意見でも歓迎です。
このサイトにご意見のある方は 襟立玉英  まで、メールをお送りください。

Copyright© 2017-2027, Eritate Gyokuei. All Rights Reserved.
To report problems with this site or to comment on the content of this site: E-mail to:Gyokuei Eritate